アスベストの除去方法を解説!アスベストに関することならノブハラ興業にご相談ください
アスベストの存在は多くの建物にとって避けられない問題です。その除去は単純な作業ではありませんが、安全で快適な環境を取り戻すためには欠かせません。
この記事では、アスベストの基本からレベル別の適切な除去方法、そしてどのレベルにも共通する必要作業までをわかりやすく解説します。
正しい知識と方法を身につけることで、アスベストのリスクを最小限に抑え、安心して生活や仕事ができる空間を取り戻す第一歩にしましょう。
そもそもアスベストとは
アスベスト、またの名を石綿は、その低コストと多機能性から長年にわたり建築材料などに広く利用されてきました。特に耐火性や断熱性、さらには防音や絶縁性など、多岐にわたる優れた特性を持っています。しかし、この素材が健康に与える悪影響が明らかになり、特に1975年以降、一定量以上の使用が制限されるようになりました。
石綿は、その使用範囲の広さから、生活の多くの場面で見られ、特に建築材料としての利用が目立ちます。しかし、その微細な繊維は空気中に飛散しやすく、人体に吸い込まれると、長期にわたり健康に深刻な影響を及ぼすことが知られています。特に、肺疾患やがんのリスクを高めることが、WHOの報告などで指摘されています。
アスベストの除去方法はレベルによって変わる
アスベスト除去はレベルに応じて方法が異なります。安全な作業のため、まずはそのレベルを把握しましょう。
アスベストのレベルについて
レベル1
アスベストのレベル1は、その飛散性が最も高く危険度も高い状態を指します。具体的には、「石綿含有吹付け材」がこのカテゴリーに入ります。この材料は白くふわふわとした外見で、触れると簡単に粉じんが舞い上がります。
そのため、解体作業などで扱う際には、特別な注意と対策が必要になります。空気中への飛散を最小限に抑えるために、適切な飛散防止策が講じられるべきです。
レベル2
アスベストのレベル2では、飛散性は高いもののレベル1ほどではありません。主に保温材や耐火被覆材、断熱材がこのレベルに該当します。これらの材料は密度が比較的低く、破損や扱いによっては急速に周囲に広がる可能性があります。
したがって、レベル2の材料を扱う際にも、適切な安全対策として飛散を抑える工夫が必要とされます。
レベル3
レベル3は、アスベストのレベルの中で最も飛散性が低いものを指します。これに分類されるのは、アスベストが内部に含まれる建材で、表面から直接アスベストが飛散する可能性は比較的低めです。
しかし、これらの建材が破損した場合、アスベストが露出し、飛散するリスクが生じます。そのため、剥離工法など、アスベストを含む材料を柔らかくして安全に取り除く方法が推奨されます。
レベルごとに使える除去方法が決まっている
アスベストの除去方法は、そのレベルによって大きく異なります。レベル1のアスベストには、リムーバル工法が推奨され、これによりアスベストを物理的に完全に取り除きます。レベル2に対しては、ウォータージェット工法が効果的であり、高圧水でアスベストを慎重に除去することが可能です。
一方、レベル3の場合は、剥離工法が適しており、薬品を使ってアスベストを含む材料を柔らかくしてから除去します。各レベルに応じた適切な方法を選択することで、安全にアスベストを除去することができます。
アスベストのレベルに関わらず必要な作業
アスベスト除去作業において、レベルにかかわらず実施すべき共通の準備と作業があります。まず、詳細な事前調査を行い、その結果に基づいて具体的な作業計画を立案し、関係者に周知します。また、必要な法的手続きの履行も欠かせません。作業に従事する全員に対しては、適切な教育と健康診断が必須であり、適切な保護具の準備も不可欠です。
さらに、作業内容や健康診断の結果は、後の参照のために記録として保存されます。これらの措置は、作業者自身や周囲の人々をアスベストの危険から守り、安全な除去作業を保証するために不可欠です。特に、湿潤化はアスベストの飛散を防ぐために重要な工程であり、すべてのレベルの作業で共通して行われるべきです。
アスベストの除去方法
アスベスト除去にはさまざまな方法があり、その選択はレベルによって異なってきます。安全かつ効果的な除去を行うために、適切な方法を選ぶことが重要です。
除去工法(全てのレベルに対応)
除去工法は、アスベストを含む材料を建物から物理的に取り除く方法です。この工法は、アスベストが最も高いレベルの飛散性を持つ場合にも、また、低いレベルであっても適用されます。
リムーバル工法とも呼ばれ、アスベストを完全に除去することで、再発のリスクをなくす最も確実な方法とされています。しかし、専門の機材が必要であり、コストが高くつく可能性があります。
封じ込め工法(全てのレベルに対応)
封じ込め工法は、アスベストを物理的に除去する代わりに、その場で固定し、封じ込める方法です。薬剤を使ってアスベスト繊維が飛散しないように固着させたり、アスベストを含む表面を特殊な塗料で覆って密封します。
この方法は、アスベストのレベルに関わらず使用でき、特に建物の解体が予定されていない場合に有効です。しかし、将来的に建物を解体する際には、封じ込めたアスベストを取り除く必要があります。
囲い込み工法(全てのレベルに対応)
囲い込み工法は、アスベスト含有層を物理的に隔離する手法です。これにより、アスベスト繊維の飛散を防ぎます。アスベストを含まない素材で覆い、封じ込めることによって、繊維の外部への放出を抑制します。
この方法は、アスベストのレベルに関わらず応用可能で、特に建物内部のアスベストをその場で安全に管理する必要がある場合に適しています。
ウォータージェット工法(主にレベル2に対応)
ウォータージェット工法は、主にレベル2のアスベスト除去に適した方法です。この技術は、超高圧の水を使用してアスベストを含む材料を安全に剥がし取ります。水の使用により、アスベスト繊維の空中への飛散を最小限に抑えることが可能です。
また、環境への影響も低いという利点がありますが、廃水の適切な管理と処理が必要になります。水圧の調整が重要であり、アスベストの飛散リスクを避けるために専門の技術と機材が必要です。
剥離工法(主にレベル3に対応)
剥離工法は、特にレベル3のアスベストに対して有効です。この方法では、薬剤を用いてアスベスト含有物質を柔らかくし、容易に除去できるようにします。薬剤の使用により、アスベスト繊維の飛散を最小限に抑えることが可能です。
作業後の処理も比較的簡単で、散水の必要がないため、作業効率が向上します。しかし、完全にアスベストを除去するためには、他の工法と組み合わせる必要があります。
アスベストの除去ならノブハラ興業にお任せください
この記事では、アスベストの除去方法とその重要性について詳しく解説しました。アスベストはかつて建材として広く利用されていましたが、健康へのリスクが明らかになり、現在はその使用が制限されています。アスベストの除去は、レベルに応じた適切な工法が必要であり、特に飛散防止が重要です。
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